- サーチャージ(読み:サーチャージ)
- サーチャージとは、一定の額にさらに加えて徴収する金銭のことで、突発的な事情で発生した費用について航空会社や船会社が請求する割増料のことです。 (例: 燃油サーチャージなど) 加算金や課徴金などといわれることもあります。
- サードパーティ・ロジスティクス(読み:サードパーティーロジスティクス)
- サードパーティ・ロジスティクスとは、荷主に対して物流改革を提案し、包括して物流業務を受託するサービスです。企業の流通機能全般を一括して請負うアウトソーシングサービス。
- サーマルリサイクル(読み:サーマルリサイクル)
- 廃棄物を焼却処理し、その焼却熱をエネルギーとして利用すること。一般の可燃ゴミ や廃プラスチックの焼却熱で沸かした温水や蒸気の利用が進められています。
- サジェステッド・オーダリングシステム(読み:サジェステッドオーダリングシステム)
- サジェステッド オーダリング システムとは、総合的品質管理のことです。TQC(Total Quality Control、トータル クオリティー コントロール)は、QC(quality control、品質管理)を製品や品質だけでなく、サービスや仕事の質を対象にしたものを効果的に実施するためにSQC(statistical quality control)の手段に加え、企業の全部門、そしてトップからラインの従業員に至るまでの参加と協力が必要であることから実施、体系づけられました。
- サプライチェーン(読み:サプライチェーン)
- サプライチェーンとは、製造した商品が、消費者に届くまでの一連の工程(プロセス)のことから、サプライ(供給)チェーン(連鎖)と呼ばれます。
- サプライチェーンマネジメント(読み:サプライチェーン マネジメント)
- 取引先との間の受発注、資材の調達から在庫管理、製品の配送まで、事業活動の川上から川下までを総合的に管理することで余分な在庫などを削減し、コストを引き下げる効果がある。
- サプライヤー(読み:サプライヤー)
- サプライヤーとは、部品、材料を提供する業者のこと。主に部品製造会社を指すことが多い。
- シー・アンド・エア(読み:シー・アンド・エア)
- “シー・アンド・エアとは、海上輸送と航空輸送を効率的に組み合わせた国際複合一貫輸送のことです。
航空輸送は迅速性に優れているが運賃が高く、海上輸送は運賃が安いが輸送時間がかかります。シー・アンド・エアは、航空輸送よりは運賃が安く、海上輸送よりも輸送時間が短いという双方のメリットを組み合わせた輸送サービスです。”- シームレス(読み:シームレス)
- シームレスとは、「継ぎ目がない」との意味。バッチの切替え時等に作業の空白時間帯無しに搬送・検品することいいます。
- シッパーズパック(読み:シッパーズパック)
- シッパーズパックとは、荷主(輸出者)が貨物をコンテナで輸出する際に、荷主の費用と危険負担で(自己の責任で)、コンテナへの貨物のバンニング(積込み作業)を行うことです。この場合、積込みの不備による損害は運送者免責となります。
- ジャストインタイム方式(読み:ジャストインタイムホウシキ)
- ジャストインタイム方式とは、生産時の無駄を排除することによって、必要なものを必要なだけ調達し、無駄な在庫を持たないやり方のことです。トヨタ自動車が、自動車組み立て工場で無駄を省く目的で考案した方式です。「ジャストインタイム(JIT)」は和製英語ですが、世界的に広く知られ、用語として定着しています。「かんばん方式」とも呼ばれています。現在ではポス(POS)システムを利用する流通業者にも応用されています。
- シュリンク包装(読み:シュリンクホウソウ)
- 荷物をシュリンクフィルムで覆い、加熱収縮させて、強く固定し荷崩れなどから保持する包装技術。
- ジョロダー(読み:ジョロダー)
- ジョロダーとは、トラックやコンテナの荷台で、パレットを移動させたり、荷積みする際に使われる機器のことです。
- シングルウィンドウ化(読み:シングルウインドウカ)
- シングルウィンドウ化とは、輸出入・港湾関連手続きを一元化をすることをいいます。
- シングルピッキング(読み:シングルピッキング)
- シングルピッキングとは、ピッキングの効率化から考え出されたピッキング方法の一種で「オーダーピッキング」、「摘み取り方式」とも呼ばれます。出荷先毎に、商品・物品を集めて梱包する方法で、通販(BtoC)のような出荷先が多く出荷数は少ないが、多種多様な商品を出荷する場面において、摘み取り方式が利用されます。シングルピッキングのメリットとしては、商品を集めて梱包後すぐに出荷することができます。シングルピッキングのデメリットは、ピッキング作業者が倉庫内を歩きまわって商品を集めるため、そのための移動距離と時間がかかります。
- スーパーバイズ(読み:スーパーバイズ)
- 現場管理、工程管理、お客様との折衝などに携わる監督者。
- ステベ(読み:ステベ)
- ステベとは、ステベドア(stevedore)の略称で、船内荷役事業者のことをいいます。船舶と貨物に関する豊富な知識と経験をもっているのが特長。
- ストックロケーション システム(読み:ストックロケーションシステム )
- ストックロケーション システムとは、倉庫内の保管スペース全てに番地を決めて管理する方式。無人搬送車や、自動倉庫の制御、作業者が作業する場合でも保管位置を探す事が不要となることから効率的な倉庫内作業には不可欠なシステム。
- ストラドルキャリア(読み:ストラドルキャリア)
- ストラドルキャリアとは、コンテナターミナルなどや貨物の積み替え拠点において、コンテナを移動させたり積み上げたりするために用いられる荷役運搬車両のことです。貨物の積み替え場所のみで使われることを想定した特殊車両です。
- スルーB/L(読み:スルービーエル)
- 通し船荷証券。複合一貫輸送時に発行され、積地から揚地まで単一責任でカバーされる船荷証券。
- スルーセンター(読み:スルーセンター)
- スルーセンター(スルー型センター)とは、入荷した商品が到着したらすぐに仕分けして出荷する、在庫を持たない物流センターのことです。
- スループット(読み:スループット)
- スループットとは、製品を販売して得られる額から製品を販売するために投資した額を引いた額。つまり、売上高から資材費などの変動費を引いた残りとなる「直接利益」のことです。
- ゼロエミッション(読み:ゼロエミッション)
- “「エミッション」は「排出」を意味します。
ゼロエミッションとは、資源循環型社会 を目指した考え方で、あらゆる天然資源の有効活用を目的としています。
さまざまな 産業を組み合わせることによって、投入される生産資源をすべて製品または他の製品の原材料として利用し、究極的に廃棄物ゼロを実現していこうという構想です。”- センターフィー(読み:センターフィー)
- “センターフィーとは、量販店などの小売が物流システム化の一環として物流センターを自社運営する場合に、商品を納入するメーカーや卸会社が小売店側に支払うセンター使用料のことをいいます。
センターの運営者によってサービス提供内容、その料金体系には大きな開きがあります。”- ソース マーキング(読み:ソースマーキング)
- ソースマーキングとは、JAN(Japanese Article Number)コード、ITFコード(Interleaved Two of Five、商品物流の標準シンボル)など、商品情報があらかじめバーコード印字しているもの。
- ソータ(読み:ソーター)
- “ソータとは、物品を品種別、発送方面別、など所定の場所に仕分けする機械のことです。
物品に貼付されたバーコードラベルなどを読み取り、自動的に仕分け作業する「自動仕分けソータ」といったものもあります。”- ソリューション(読み:ソリューション)
- ソリューションとは、事業の問題を解決するという意味です。
- 外のり寸法(読み:ソトノリスンポウ)
- 外のり寸法とは、段ボール箱や木箱、その他輸送容器などの外側の寸法のことです。長さ、幅、高さの順序で表します。
- 才(読み:サイ)
- “容積の単位。尺貫法で、「勺」の10分の1。約1.8ミリリットルにあたる。
約30.3×30.3×30.3センチの立方体の体積を1才といいます。”- 在庫(読み:ザイコ)
- “倉庫などに品物があること。または、そのものを指す。
一定時点での生産者、販売業者の製品、商品等の手持ち量。”- 在庫回転率(読み:ザイコカイテンリツ)
- “在庫回転率とは、在庫となっている商品(棚卸資産)の金額と販売された商品の原価金額とを比較することによって、在庫商品が何回転したかを示す指標です。「棚卸資産回転率」とも呼ばれます。会計年度期間中の「売上高(売上原価)」を「棚卸資産」で割ったものです。
在庫回転率=売上高÷棚卸資産”- 在庫管理(読み:ザイコカンリ)
- 在庫管理とは、納期遅延や、欠品の防止による顧客への注文から納入までのサービス向上とともに、それに伴う在庫費用、製造費用、輸送費用等のコスト削減を目的として行います。
- 三国間輸送(読み:サンゴクカンユソウ)
- “三国間輸送とは、自国と他国間の貨物輸送ではなく、他国間の貨物輸送を自国のフォワーダーや船会社、航空会社が行うことです。
生産拠点の海外移転に伴い、企業の貨物の流れは単純に日本と他国ではなく、第三国間で行われるようになってきています。このことにより、海外で事業展開を行っている企業のフォワーダーや船会社、航空会社も三国間輸送を拡大しています。”- 三棚法(読み:サンタナホウ)
- “三棚法とは、簡単な在庫管理の方法です。
3段の棚それぞれに同じ在庫品を置きます。上段の棚から使用し、上段の棚に在庫品がなくなった時点で発注をかけて補充します。発注から納品までの間に、中段の棚の在庫品を使用します。下段の棚の在庫品は安全在庫とします。”- 三類倉庫(読み:サンルイソウコ)
- 三類倉庫とは、防火・防水・防湿・防鼠の基準を満たさない倉庫のことです。気温や湿気の変化によって変質しにくいガラス類、陶磁器、アルミインコット、原木、鉄骨材などが保管されます。
- 産業廃棄物(読み:サンギョウハイキブツ)
- “事業活動にともなって生じた廃棄物のこと。
廃棄物処理法では、「燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物」などと定められ、原則として事業者自らの責任で適正処理しなければなりません。”- 仕掛り品(読み:シカリヒン)
- 仕掛り品とは、工場の製造工程にあり、商品として完成していないもの(原材料と製品の中間にあるもの)を仕掛り品と言います。仕掛品(しかけひん)とも呼ばれます。
- 指定保税地域(読み:シテイホゼイチイキ)
- “指定保税地域とは、5つある保税地域の種類のうちの一つです。
国や都道府県、市のような地方公共団体などが所有したり、管理している土地や建物など公共的な施設について、財務大臣が指定して設置するものです。指定保税地域は、税関手続を簡易、迅速に処理するために設けられたもので、輸入手続がまだ済んでいない貨物、輸出の許可を受けた貨物、日本を通過する貨物(これらをあわせて外国貨物と呼びます)を積卸し、運搬し、又は一時(原則として1か月)蔵置することができます。この保税地域は、税関手続のために貨物を置く場所として設けられたものであるため、主として税関所在地の近くに設置されています。”- 従価税(読み:ジュウカゼイ)
- 従価税とは、財やサービスの取引価格を基準にして税率を決める課税方式のことです。日本においては物品税,消費税や輸入関税の大部分が従価税です。徴税手続は価格算定の煩雑さから困難である場合が多く、従価税は価格が上昇するほど税収が増え,価格が下落するほど税収が減ることになるので,インフレーション期の徴税方法としては有利です。
- 従量税(読み:ジュウリョウゼイ)
- “従量税とは、商品の数量を基準にして税率を決める課税方式のことです。1単位数量に付きいくらというように課税します。
従価税は貨幣価値の変動に関係なく一定率の課税ができる反面,価格の判定が難しかったり事務手続が複雑となることがあります。”- 出荷ソーテーション(読み:シュッカソーテーション)
- 出荷ソーテーションとは、店舗毎に配分された商品を出荷方面毎に配分することです。
- 循環型社会形成 推進基本法(読み:ジュンカンガタシャカイケイセイスイシンキホンホウ)
- “製品の製造から排出まで生産者が一定の責任を負う「拡大生産者責任」(EPR)を一 般原則として盛り込み、廃棄物の最終処分量を削減するため
(1)廃棄物の「発生抑 制(リデュース)」
(2)使用済製品をそのまま使う「再使用(リユース)」
(3)使 用済製品を原材料として利用する「再生利用(リサイクル)」
(4)廃棄物の「適正 処分」—の優先順位を明記。
この法律にもとづく基本計画を政府が2003年10月1日までに策定し、計画の内容を5年ごとに見直すことなどが規定されています。”- 循環棚卸(読み:ジュンカンタナオロシ)
- 循環棚卸とは、特定の品目を選定して、連続して在庫を検査するやり方です。「サイクルカウンティング」とも呼ばれています。多品種化が進み取扱品目が増えると、従来行われていた「一斉棚卸」が難しくなってきます。循環棚卸は、ある決められた点数の品目を毎日とか3日に1回とかのサイクルを決めて、順次棚卸をしていくやり方です。この棚卸では、各棚や各区画を決めて、順番に棚卸を行う方法もあるが、一般的には、ABC分析を使った重点管理の方法がとられ、在庫品をA、B、Cにクラス分けしてA品目は在庫投資が最小になるよう重点管理行います。
- 商流(読み:ショウリュウ)
- 商流とは、商品の売買によって、商品の所有権が移転していく、商取引活動のことです。「取引流通」や「商的流通」とも呼ばれます。
- 省エネトップランナー(読み:ショウエネプランナー)
- “省エネルギー法改正により導入された省エネ基準。
特定機器を対象に、エネルギー効 率が現在商品化されている製品の中で最も優れている機器を「省エネトップランナー」 とし、それよりも高い水準を目標値として定め達成目標年度を設定する方式です。
PC は2005年度までに基準値をクリアすることが求められています。”- 省エネルギー法(読み:ショウエネルギーホウ)
- “「エネルギー使用の合理化に関する法律」。
事業者がエネルギーの効率的使用や無駄 使いの排除を推進するための努力義務・判断基準が定められています。
1998年4月の 法律改正によりOA機器に関する省エネ基準として「トップランナー方式」の考え方が導入されました。”- 上代(読み:ジョウダイ)
- 上代とは、メーカー希望小売価格や定価などを指し、最終小売店で並ぶ商品の販売価格のことです。販売価格に対して卸値は「下代(げだい)」と言います。
- 据付(読み:スエツケ)
- 生産設備を指定された場所に設置すること。
- 瀬取り(読み:セドリ)
- 瀬取りとは、親船の積み荷を小船に移し取ることです。
- 生分解性プラスチック(グリーンプラ)(読み:セイブンカイセイプラスチック)
- 使用中は、通常のプラスチックと同様の機能を発揮し、廃棄後は、自然界の微生物によって 水と二酸化炭素に分解されるプラスチックです。原料は、とうもろこし、小麦、でんぷんや石油です。
- 静脈物流(読み:ジョウミャクブツリュウ)
- “静脈物流とは、回収物流の別の呼び方です。
一度最終消費者まで行き渡った製品、商品をリユース、リサイクルする目的で集荷し、再資源化拠点まで運搬することを静脈物流(回収物流)といいます。
物流の世界では消費のための物の供給を動脈物流と呼び、供給の対照として回収を静脈物流と呼ぶことがあります。”- 先入れ後出し(読み:サキイレアトダシ)
- 先入れ後出しとは、物品を保管する際に新しい物品を手前において保管し、古い物品は奥に移動させ、注文が入った場合に手前の新しいものを取り出すやり方です。古い物品が長く滞留する可能性があります。これとは対照的なやり方が「先入れ先出し」です。
- 先入れ先出し(読み:サキイレサキダシ)
- 先入れ先出しとは、保管物品の品質が長期滞留によって劣化することを防止するもので、その物品を取り出す場合、保管経過時間の長いものから順に行うことです。
- 全ベタ(読み:ゼンベタ)
- 全ベタとは、主にトラックドライバーが使う言葉で、高速道路を使わず下道(一般道路)を走行すること。
- 倉庫寄託約款(読み:ソウコキタクヤッカン)
- 倉庫寄託約款とは、倉庫業法により倉庫業者が国土交通省に届ける義務があり、倉庫業者と寄託者との契約内容の標準を定めた約款のことです。寄託者はその倉庫の寄託約款を承認のうえ寄託申し込みをするのが原則となっています。
- 倉庫業法(読み:ソウコギョウホウ)
- 倉庫業とは、寄託を受けた物品を倉庫において保管する事業であり、物流において極めて重要な役割を担っています。倉庫業を許可制とし、許可にあたり倉庫業者は、倉庫寄託約款、および、料金を設定して事前に届け出ること。倉庫の位置、構造変更、設備にあたっては認可を得ること等の規制を設けるとともに、営業倉庫の類別を定めています。
- 増値税(読み:ゾウチゼイ)
- “中国で商品売買や役務提供の金額に応じて納税する税金。日本の消費税に近いもの。一般納税義務者は売上基本税率17%から、仕入れ金額の税額17%を差し引いた金額を納付する。仕入れ税額の控除対象は複雑なため調査が必要。
また、増値税は輸入貨物に対しても課される。一方、輸出の際には「増値税還付制度」を利用し、全額または一部、税金の還付を受けることができる。”