2015年6月 作成
2016年3月 改訂
【 受講対象者 】
(会 員)(一社)日本冷蔵倉庫協会会員事業所の従業員
(非会員)(一社)日本冷蔵倉庫協会加盟団体地区事務局が業務連携する下記協会会員事業所の従業員
①日本冷凍事業協会
②冷凍設備保安協会
【 受講資格 】
(別添1) の知識を有し、下記1あるいは2に該当する者
- 講習区分:B高圧ガス製造又は管理の1年以上の実務経験のある技術者で、高圧ガス製造保安責任者(第1・2・3種冷凍機械)免状を保有している者
- 講習区分:C冷凍冷蔵設備の運転や点検・整備の3年以上の実務経験のある技術者で、高圧ガス保安法並びにフロン回収・破壊法及びフロン排出抑制法に違反したことのない者
*C区分講習修了者は、「勤務する事業所が所有又は管理する原動機等の定格出力が75kw以下のフロン類を冷媒とする業務用空調機器・冷凍冷蔵機器」の取り扱いに限定されます。
【 講義内容 】
半日コース:13:00~16:30
内 容 | 時間(分) |
---|---|
冷媒フロン類の地球環境問題 | 120 |
フロン排出抑制法 | |
関係法令 | |
冷蔵倉庫の冷媒漏えい点検・修理 | 60 |
修了考査(15問) | 30 |
【 提出書類 】
- (1) 提出書類
- 受講申込書 (様式1-1PDF) (様式1-1エクセル)・顔写真1葉(縦3㎝×横2.4㎝、カラー、直近3ケ月以内のもの)を貼付(写真の裏面には必ず氏名をご記入下さい)(受講票及び講習修了証の顔写真となりますので、肩から上で鮮明なものをご用意下さい)・貼付用紙(様式1-2)に、受講料(会員:6,000円、非会員:12,000円 )の振込の控え(写)を貼付
- 受講資格を証明する資格者証等の写し(A4版に縮小して下さい)
- 実務経歴書 (様式2)・身分を証明する以下のいずれかの書類等(A4の用紙に、現住所が確認できる部分も合わせてコピーして下さい)・住民票の写し・運転免許証の写し・健康保険証の写し
- (2) 申込方法
- 角2封筒(A4用)に上記の提出書類を折らずに入れ、必ず配達の記録が残る方法(書留や特定記録等)で郵送して下さい。(封筒の前面に、「冷媒フロン類取扱知見者講習受講申込書在中」と明記して下さい。)
- 提出先: 各地区運営事務局等へ直接お問い合わせ下さい。
- (3) 受講料
- ・会 員 6,000円(税込み)・非会員 12,000円(税込み)
- *教材費を含みます。*振込手数料は振込人のご負担です。*受講料は原則返還しません。
- (4) 受講料振込先
- 各地区運営事務局等へ直接お問い合わせ下さい。
- (5) 受講票の送付について
- 受講申込みをされた方には、保有資格及び提出書類により受講審査を行い、受講資格があると認められた者には、受講料の入金確認後、「受講票」を送付します。(原則、受講日の7日前までに送付します)受講が認められなかった者には、その旨の通知と申込関係書類、審査手数料( 2,000円 )と返還に係る費用を差し引いた受講料を返却します。
- (6) 受講申込書送付先・問い合わせ先
- 各講習開催地区の(一社)日本冷蔵倉庫協会加盟団体事務局へ直接ご確認下さい。
【 修了考査の実施 】
- (1) 修了考査
- 講習の最後に修了考査を実施します。
- 考査は、四者択一式の15問です。
- 試験の際は、テキスト類の参照はできません。
- (2) 合否発表
- 合否の発表については、考査結果通知書の送付により通知します。
- 同時に合格者には、講習修了証をお送りします。
- 合格者は、(一社)日本冷蔵倉庫協会のホームページに公表されます。公表内容は、修了証番号、氏名、会社名、講習区分、会社所在地の都道府県名です。
- (3) 講習終了証の交付
- 合格者には「冷媒フロン類取扱知見者講習修了証」を交付します。
- 有効期限は、受講日から5年後の年度末(3月31日)となります。
- (4)不合格者の特例措置
- 考査結果通知書交付日より1年以内又は次年度に同開催地で開催される講習を1回のみ再受講することができます。(次年度同開催地での開催が無い場合は、近隣地区を選択できます。)(再受講費用は、会員:4,000円 非会員:10,000 )
【 修了者登録情報の変更について 】
- (1) 変更届
- 現住所、勤務先情報等に変更があった際は、下記所定の「変更届」に内容記載・捺印の上、(一社)日本冷蔵倉庫協会 技術部までご郵送下さい。⇒こちらからダウンロード下さい⇒_変更届_
【 個人情報保護について 】
- (1) 法令等の遵守
- (一社)日本冷蔵倉庫協会は、冷媒フロン類取扱知見者の個人情報を取り扱うにあたり、個人情報保護に関する法令等を遵守します。
- (2) 利用目的
- 利用目的は以下のとおりです。
- 冷媒フロン類取扱知見者講習申込の受講審査及び個人認証のため
- 冷媒フロン類取扱知見者講習受講票の作成のため
- 冷媒フロン類取扱知見者講習修了証の発行のため
- 冷媒フロン類取扱知見者講習修了者の公表及びリスト管理のため
- (3) 適正な個人情報の取得
- 個人情報を、偽りその他不正の手段で取得することはありません。
- (4) 第三者への提供
- 次の場合を除き個人情報を第三者に提供することはありません。
- 冷媒フロン類取扱知見者よりあらかじめ同意を得ている者に提供する場合。
- 法令に基づく場合。
- 人の生命、身体または財産の保護のために必要がある場合にあって、冷媒フロン類取扱知見者の同意を得ることが困難であるとき。
- 公衆衛生の向上または児童の健全な育成推進のために特に必要がある場合であって、冷媒フロン類取扱知見者の同意を得ることが困難であるとき。
- 国の機関もしくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令で定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、冷媒フロン類取扱知見者の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。
- (5) 安全管理
- 個人情報の漏洩、減失または毀損の防止その他安全管理のための必要かつ適切な措置を講じます。
- 個人情報を取り扱うにあたっては、個人情報の安全管理が図られるように指導、適切な措置を講じます。
- 個人情報の取扱い全部または一部を委託する場合は、その取扱いを委託された個人情報安全管理が図られるよう、委託を受けた者に対する必要かつ適切な監督を行います。
- 個人情報の取り扱いの苦情については、適切かつ迅速な対応をいたします。
受講に必要な知識の主な内容
項 目 主な内容 1 冷凍空調の基礎 冷凍,空調基礎用語(例:過熱度,過冷却,高圧,低圧,飽和圧力,成績係数・常用圧力等)p-h線図、冷媒の物性、冷凍サイクル、圧力(耐圧,設計,運転,ゲージ,気密試験,漏れ試験)、潤滑油の物性、運転制御など 2 使用機器の構造・機能 圧縮機・電動機、潤滑装置、容量制御装置、蒸発器、凝縮器、付属機器類、安全装置などの構造や機能 など 3 冷媒配管 配管設計(温度、振動、腐食環境)、配管施工(加工・工具類取扱)、切断・溶接・ろう付け作業、配管支持作業、保冷・防湿作業冷媒系統部品(弁、フレア等継ぎ手類) など 4 運転・診断 運転調整の方法、漏えい検知器の取扱い方法、運転漏えい診断、適正充塡量の判断方法 など 5 漏えい点検・修理 システム漏えい点検方法、間接法による漏えい点検方法、直接法による漏えい点検、定期漏えい点検の頻度、定期漏えい点検の作業手順、加圧漏えい試験・真空検査、ろう付け作業、漏えい修理作業、漏えい点検・修理記録簿、回収装置、回収容器の取扱・運転手順、冷媒充塡作業、安全で効率的な冷媒回収作業 など 6 漏えい予防保全 点検・整備(故障の診断,原因,漏えい防止方法)、交換部品(耐用年数、設置環境)、漏えい防止の予知診断方法、稼働時漏えい防止ノウハウ、漏えい事例 7 冷媒設備に係る法規 高圧ガス保安法、フロン排出抑制法、その他関係法令 8 フロン類による地球環境問題 オゾン層破壊問題、地球温暖化問題、回収・再利用の重要性 5・6・7・8については、本講習の講義内容に含まれます。
【基本要綱】 ■冷媒フロン類取扱知見者講習基本要綱